架空請求が来たら基本無視しろ。だが無視出来ないものもある

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ここ最近、とある架空請求詐欺が流行っています。筆者にもクリスマスイブだというのに届きました。泣きそうです。
「とある」と書いたのは最初は赤裸々に書こうかなと思ったのですが、その架空請求業者がかなり悪質な業者らしく何をされるか分からないので伏せて書きます。架空請求が届いて困っている方もそうでない方も、もしこの記事にたどりついた方は必ず最後までお読みください。

今回の架空請求のパターン

SMSを送る男

SMS(ショートメール)で、

「本日中に連絡がなければ、法的手続きを行います」

という内容に番号を添えて、メッセージが届きました。ネットで調べる限り今回の架空請求はここ数か月でかなりの被害がでています。

今回の件に関係しそうなこともありました

怪しく電話する男

数日前に登録していない番号から連絡がありました。怪しいと思い筆者は名前は名乗らず応答しました。数秒後、

「すみません、間違えました」

で切られました。ここから推測するに

「もしもし、〇〇です」

の〇〇の名前の部分を狙っていたのでしょうか。まず、相手側が

「〇〇さんですか?」

こちらに質問もせずに、間違えたかどうかを判断するのはおかしいです。
名前さえ取得すれば、あとはうまい具合に話を持っていけるでしょうし、もしかしたら信頼性を上げるためにSMSに名前も載せてきていたかもしれません。

最近の架空請求は業者側が無視されることを前提としている

無視する猫

無視する、という手段が主流な最近の架空請求ですが、最近はそうではないケースが急増しています。
警告を無視することを前提として、本当に裁判に持ち込むパターンまであるのです。
もちろん、訴えは見に覚えの全くない内容。
しかし、本人が出廷しなければ不利になってしまうという嫌がらせにも似た手法です。
出典:【事例紹介】ただの架空請求だと思ったら裁判所から通知が…!

最近の架空請求は業者側が無視されることを前提にしています。ですが、まずはこのような詐欺メールがきても、絶対に返信はしないでください。電話に出てもダメです。無視です。ただし、訴えらた場合は話が違ってきます。無視できません。

無視できないパターン:「訴えられた」

裁判所

余談ですが、Bさんは面白がって相手を煽る言動をとってしまったようです。
数日後、特別送達で裁判所から支払督促状が届きます。
が、Bさんなんとこれも放置。
本物だとはわかっていたものの、相手が架空請求業者なため、特に何もしなくても大丈夫だろう、という判断に至ったようです。
無論そんなことはないため、仮執行宣言付支払督促が届き、架空請求の謳い文句である『強制執行』が文字通り送られてしまいました。
出典:fc2料金未納センターの架空請求を利用した架空請求にご注意を!

裁判所から送られる通知は公的書類です。つまり本物です。
いかに相手が胡散臭くても、本当にあなたは訴訟されています。
そのため、『無視する・何もしない』という段階ではなくなってしまいました。
裁判所に言い分を伝えないままでいると、相手の主張通りの判決が出てしまいます。
そうなってしまえば、給与や財産の差し押さえが起こりえます。
出典:架空請求を無視して敗訴!?裁判所からの出廷命令

訴えられたというのは、最悪なケースですが、訴えられたら出廷してください。無視したら負けます。

悪徳業者の中には、裁判所からの通知のように装って、偽の連絡先を記載している場合があります。 その場合、こちらから連絡すると、裁判所職員のように振る舞われ、支払わなければならないように仕向けられたり、個人情報が知られてしまったりするので、書類に記載されている連絡先には連絡してはいけません。
必ず、自分で電話帳、インターネットなどで、住所、連絡先が本物かどうか調べた上で、本物の裁判所に電話して、自分に対して裁判所の手続が進められているのか、裁判所から通知が出されたのかを確認する必要があります。
出典:架空請求、無視して良い物と、無視できない物があります:やってはいけない悪徳商法

ただし、その督促状が本物でない場合もあります。 何も調べずに書類に記載されている連絡先に連絡してはいけません。もうここまできてしまったら、自分でどうこうせずにその書類を持って、専門家に連絡すべきです。

まとめ

架空請求詐欺に引っ掛らない為に以下を徹底してください。

  • 知らない番号から電話が掛かってきても、自分から名前を名乗っては駄目です。
  • 仮に名乗ってしまっても、それ以降、絶対に個人情報を渡してはいけません。個人情報を渡してしまった場合は個人では対応が難しいです。専門家に連絡してください。
  • 変なメールがきたら、まずネットでそのメールの内容を検索してください。流行っている詐欺であれば必ず検索に引っ掛ります。
  • メールに返信、書いてある電話番号には絶対に連絡してはいけません。そして絶対に煽ってはいけません。
  • 裁判所から督促状が届いた場合はもう無視はできません。無視したら負けます。本当に裁判所からの督促状であれば出廷してください。

筆者は詐欺に関しては専門外です。もし困った場合は専門家、弁護士に必ず相談してください。
もし筆者自信がこれ以降、困るようなことがあれば、必ず専門家に連絡します。

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