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ブログの知識
Web上で
「画像や記事を無断転載された!著作権侵害だ!!!」
というお話は尽きないです。そんな中で
「大手サイトは無断転載などしなく、法律をキチンと守ってサイトを運用している」
と思っている方も多数いらっしゃるかと思います。ですが、そんなことはないです。
大手サイトは引用と転載のルールを守って運用しているかと言われたらそんなことない
さて、うちのブログは筆者1人で運用している個人ブログですが、筆者のブログの画像なり文章なりを会社が運用するサイト(なので大手サイトといっていいですよね)に掲載していただいています。筆者もウェブマスターの端くれなので、どこからリンクを貰っているかくらいは知っています。
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もちろん掲載許可申請なんか来てませんよ。勝手に画像を使われています。
http://find-travel.jp/article/4513
http://find-travel.jp/article/16797
http://gathery.recruit-lifestyle.co.jp/article/1144072624050583601
2017年7月追記:
上記URLに無断転載されていましたが、多くの著作権問題や、情報の信ぴょう性が問われた事などが原因となり、上記サイトは全て閉鎖、または全コンテンツ削除対応となりました。
しかも出典のリンクは背景色と同色に近いという
「うーん、これを引用として判断していいのか?」
というレベルです。
ア 既に公表されている著作物であること
イ 「公正な慣行」に合致すること
ウ 報道,批評,研究などの引用の目的上「正当な範囲内」であること
エ 引用部分とそれ以外の部分の「主従関係」が明確であること
オ カギ括弧などにより「引用部分」が明確になっていること
カ 引用を行う「必然性」があること
キ 「出所の明示」が必要(コピー以外はその慣行があるとき)
Wikipediaに記載されている引用に関するに関する説明です。どこのサイトも外部サイトに逃がしたくないからでしょうし、一般読者に自分の所のコンテンツだと思わせたいからなのか大手サイトの引用部分のフォント色とサイズなんかこんなもんです。(うちのブログもフォントサイズは小さいので、とやかく言えないかもしれないですが…)非常に分かりにくく出典を記載しているサイトが多数です。これは「出所の明示」の範囲内なのでしょうか…?
使用者が自ら画像をコピーして、使用しているサーバーやサービスにアップしている場合は、著作権者に許可が必要となる「複製」と「公衆送信」を行っているため、出典元がリンク付きで記載されるか否かに関わらず、原則的にNGです。また、画像のコピーには、いわゆる「スクリーンショット」や「手書き」なども含まれます。
ただし、著作権にはいくつかの例外(制限規定)があります。そのひとつが著作権法第32条の「引用」。他者の作品であっても、自分の作品で紹介をする行為は「一定の条件下」であれば、著作者の許可がなくても許されるという内容です。その際の条件について福井さんは「最近は裁判所の判断も揺れていますので、これさえやっておけば絶対に安全というものはない」と前置きした上で、最高裁判所による「主従関係」の必要性を強調しました。
主従関係とは、引用する側(メディアであれば記事や文章、SNSであれば投稿)があくまでメインにあって、引用される画像は説明の補佐的/補助的なものでなければならない、ということです。そして、その関係はメインの方が「少し多い」といった程度では許されず、大きな差が必要です。引用される画像それだけで鑑賞の用をなしてしまうようでは、画像が「メイン」と言えてしまうので、引用の限度を超えてしまうわけです。
出典:著作権とは:侵害や違反を防ぐには? 引用/出典と書くだけではダメ? SNSやメディアの著作権を学ぶ | ライフハッカー[日本版]
ライフハッカーで弁護士の方が回答されている内容です。さて、うちのブログの画像の使用は引用の範囲なのか転載なのかと言われれば引用と判断したいとこなのですが…
30センチのクレープのようなパンネンクーケン!癖になるようなおいしさです!!
うん、纏めてくれたのは嬉しいですけど実際に食べたの?そこに行って食べて写真撮ったの僕ですよ?このお店の部分の記事の写真、全部このブログの写真使っていますが、写真がないとこの章の記事は成り立たないような気がするので転載じゃないの?と思ったりもします。
この記事も転載にあたると思います。しかも画像は直リンクですか…うちのサーバに負荷がかかるんですけど…(なぜダウンロードして出典明記して使わなかった…?)
出典の部分でバックリンクも貰っているのでありがたいといえばありがたいですが (nofollowつけていたら怒ります)、あまりにも今後も直リンクが多ければ考え物です。今後負荷が沢山かかるようであり、立て続けに直リンクを使用するようであれば該当サイトからの参照の場合に返す画像を、ウンコとかに差し替えてみようかなとか思っています。どうなるんでしょうね。なんか面白そうですね。
結局、何が言いたかったというと
大手サイトや会社が運営しているサイトだからといって、まっとうな事をしていると思ったら大間違いです。むしろキュレーションメディア、まとめサイトの類は著作権侵害のオンパレードです。大手サイトであろうと、ライターは素人の場合が多いですし。
「Spotlightやby.Sが無断転載したぞコノヤロウ」
と個人ブロガーさんと対立した炎上話をよくネットでみかけます。「大手サイト = 法律を守っている。正しいことを提供している」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、大手サイトが必ずしも法律に基づいた運用を行っているとは言い難いという事実をみなさんに知ってもらえたらよいなと思い、今回の記事を書いて見ました。
ちなみに、著作権侵害はこの記事を書いている時点では「親告罪」に当たるので権利を侵害された本人が訴えなければ黙認となりますが、非親告罪化の導入が検討されています。今後、Web上でコンテンツを利用する場合は気を付けないといけませんね。