「頑張って」という言葉の使い方

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精神

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最近サボってばかりなので頑張らなければいけない、たむら@cotteriです。

「頑張って!!」

この言葉、激励の言葉としてよくみなさんも使いますよね。
筆者もその意として、もちろんよく使います。
この言葉の使い方について少し考えました。

「頑張って」の意味

実はこの言葉、命令系です。
「頑張る」自体の意味は以下の通りです。

  • 1 困難にめげないで我慢してやり抜く。「一致団結して―・る」
  • 2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我(が)を張る。「―・って自説を譲らない」
  • 3 ある場所を占めて動かないでいる。「入り口に警備員が―・っているので入れない」

goo辞書から引用

この言葉の命令系「頑張れ」がやんわりとなって「頑張って」となりました。
ちなみに英語では「頑張って」というフレーズはないそうです。

何か物事についてサボっている人に対して「頑張って!!」

これはまあいいんじゃないかなと思います。
「もっとちゃんとしろよ」という意味で使うことが多いはずなので。
ここはさらっとおいておきましょう。

これから何かチャレンジしようとしている方に対して「頑張って!!」

これも問題ないかと思います。
まさに「激励」としての言葉として使っていますよね。
言われる側も応援されてるので嬉しいと思います!!

頑張り続けて凹んでいる方、悩んでいる方に対して「頑張って!!」

問題はこれです。
だいたい頑張っている人が頑張り続けて心が病んでしまった時のSNSへの投稿の傾向が

  • 「さいきん、しんどい…(笑)」
  • 「病んだ(笑)」

という書き方をされることが多いみたいです。特に普段このような発言をしない方がこういう言い方をします。
これ、実際には笑ってないんでしょうね…

見ている方に心配をかけたくないけど、どうしたらよいか分からなくて吐き出したいという方がこういう使い方をされるようです。
このような発言をされた時は、自分のキャパシティを超えて精神的にかなりしんどい場合の方が多いです。

この発言に対して「頑張って!!」と声をかけたとしましょう。

これはその人をさらに追い込んでしまうことになりかねません。

「頑張り続けてる人」に「頑張って」といっても何を頑張ればいいのでしょう?
こういう時は言われる方も思考能力がかなり落ちてしまっているはずなので、その言葉を鵜呑みにしてしまいさらに頑張ろうとしてしまいます。

人間、たまには休憩が必要です。休養もとらずにメンタルが弱い人間が頑張り続けるとこうなりますよ。

~過去記事:心が病んでしまった時の対処法~

こういう時は
「応援してます!!」とか「気楽にいこう!!」とかを使ったらいいんではないでしょうか。

さいごに

あなたが激励の言葉として使った言葉。
それはもしかしたら、相手をさらに追い込んでしまっているのかもしれません。

「がんばって」

たった5文字の言葉。
深い意味はないにしても、この言葉を使う際は相手の気持ちも考えて発言したいものです。

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